高価な家宝が「たまねぎ」に!?AI吹き替えポンコツ問題・中国ショートドラマは今日も忙しい

AI吹き替えがポンコツで面白い

今日はAI吹き替えについて語りましょう

私はYouTubeで「吹き替え」で
中国ショートドラマを見ているのですが
この吹替がどうやらAIで作られてるらしく
言い間違いが酷いというかなんと言うか

もう一周廻ってめっちゃ面白いので
皆様にご紹介。

「嫁ぐ」をちゃんと読めないAI


まず最初にご紹介するのが
「嫁ぐ」

皆さんご存知の通り「とつぐ」ですよね?
ところがAI翻訳ではこれはそうは読みません

これは「よめぐ」なのです。

嫁をそのまま「よめ」と読んでしまったのでしょうねぇ。

2026年8月現在
私が見たYouTubeでのAI吹き替えドラマでは
「嫁ぐ」は100%の確率で
「よめぐ」です。

ヒロインの母が言うのです
「あら、あなたが陳家によめぐのはもう決まっているのよ」

最初何を言ってるのかわかりませんでしたが
今では普通に「よめぐのか~」と聞いています(笑)

家族の呼び方「お〇〇さん」

次は家族の呼び方です。
これもかなり高確率で以下のような
読み方をしています。

お父さん  → おちちさん
お母さん  → おははさん
お兄さん  → おあにいさん
お姉さん  → おあねえさん
お祖父さん → おそふさん
お祖母さん → おそぼさん

これも「父」「母」「祖父」「祖母」を
そのまま読んじゃったんですね。

ただ、おあにいさん、おあねえさんは
昔の露天商(テキヤ)さんとか
ヤクザさんが使ってたから
有りっちゃ有りなんですけど
一般的には使わないので
ドラマ的には不自然かな。

昭和任侠映画には出てきますね。
もう死語なのかなぁ。

面子のメンツを潰している


「俺の面子(メンツ)を潰された」

この「面子(メンツ)」も
ショートドラマではよく出てくる言葉ですが
これももちろんメンツとは読んでくれません。

「めんこ」と読みます(笑)

するとこうなります↓
「俺のメンコを潰された」

もう何言ってるのか意味が分かりません。

皆さん、ここまで来て分かりましたね?
そうです。
どうやらこのAI吹き替え、
熟語や固有名詞として読むというより、
漢字一文字ずつに日本語の読みを当てにいっているようなのです。

お巡りさんが弱そうに聞こえる読み方

なので「お巡りさん(おまわりさん)」は
「おめぐりさん」です。

誰やねんそれ

動画見てるからおまわりさんだってわかるけど
声だけ聴いてたら何者か全然わからへんわ!

あれだ。
漢字を覚えたての子供だ。
そう思えば微笑ましく思えてきませんか?

物語のカギになる玉佩(ぎょくはい)も…



さて、ここからが本番です。
覚悟しておいてください。

まず、タイトルの「たまねぎ」ですが
元の漢字は「玉佩(ぎょくはい)」です。

これは中国ショートドラマではよく出てくるもので
ヒスイとかの宝玉で作られている
ペンダントみたいなものです。

ドラマではこれが
大富豪の跡継ぎの証だったり
生き別れの子どもの証拠になったりと
大活躍する物なのですが

AI吹き替えには
「たまねぎ」
読まれてしまうのです。

中国語の物なのになぜ?と思うのだけれど
どうやらAI特殊な用語は苦手なようで
「玉」から「たまねぎ」を連想してしまったのかな?

なのでこんな事が起きます↓
「そ、その玉ねぎは…あなたは私の娘なのね」

「代々伝わる玉ねぎは当主だけに与えられるのだ」

笑かしに来てるのかと。

文化に関することくらいは
ちゃんと翻訳できるようになって欲しいものです。

名前誤読の破壊力がすごい!

さて、ここからが本命。
AI吹き替えで面白いのは
やはり人名ではないでしょうか?

軽い所からご紹介すると

「蘇さん」

日本語だと「そさん」かな?
中国読みだと「スーさん」なのかな?

我らがショートドラマAI翻訳はそんな読み方はしません。

「蘇さん」は「よみがえさん」と読みます(笑)

なんだよ「よみがえさん」って
死にかけて復活した人なのかと思ったよ。

蘇を「よみがえる」って読んだんだね。

今までの感じだと
全部訓読みなのかな?

なんて思ってたら
AI吹き替えさんったら
とんでもないものをぶっ込んで来たわよ。

男性の名前である
「林凡」(リン・ファン)
「陳凡」(チェン・ファン)

リン・ファンという名前は
ショートドラマの主役の名前でよく見ます。
チェン・ファンも一般的に
多い名前らしいです。

日本で言う所の
「佐藤 健」(さとう けん)
ぐらいの立ち位置なのかな。

「佐藤」も「健」も
日本ではよくある名前ですよね?
そんな感じの名前です。

そんな中国ではポピュラーな二つの名前も
AI吹き替えにかかるととんでもない事になるのです。

「林凡」→はやしぼん

はやしぼんwwwwww

イケメンなのに「はやしぼん」wwww
腹筋痛いwwwww

もう、バカボンが浮かんできて
頭から消えない。

ラブシーンで
はやしぼん、あなたが好き」
「俺はヒロインしか愛さない」
「待って、はやしぼんっ

喜劇やん(笑)

これの上を行くのが「陳凡」

そうです。
勘の良いあなたならもうおわかりですね。

「陳凡」→「ちんぼん」

あかんやろwwwwwwww
どんなイケメンでも「ちんぼん」はあかん。
力が抜けるwwww

ちんぼん、どうして連絡くれないの?」
「私達やりなおせないの?ねぇちんぼん
「まって、ちんぼん
ちんぼん、行かないでっ」

名前がうるさすぎて
ストーリーが全然入ってきませんでしたよ。

そもそもAI翻訳は訓読みが基本だったのでは?
凡(ぼん)は音読みでしょうが!

凡の訓読みは「およそ」「すべて」「なみ」
だったら「ちんおよそ」「ちんすべて」「ちんなみ」でもいいのでは?
いや、良くはないけど。
実際に「蘇」は「よみがえ」って読んでるやん。
強引に訓読みにしてるやん。

音読みにしてもせめて「ハン」ではあかんかったん?

私たちは懐の大きさを
AIに試されているのだろうか…?

私はもう面白いからOKだ!

…でも「ちんぼん」はあかんと思う…。

次回は子ども取り違えられ過ぎ問題を
取り上げようかな。

💡今日の中国豆知識

今日は吹き替えに関する中国語

  • 吹き替え / 配音「配音(pèiyīn/ペイイン)」
  • セリフ / 台詞「台詞(táicí/タイツー)」


中国のドラマは通常の長編ドラマでも、
声優さんが後から声をあてる「配音」の文化がとても盛んです。
しかし、ショートドラマの「配音」は最新のAIが担当することが多く、
漢字の読み間違いが凄まじいことになっています(笑)。

この「よめぐ」をはじめとする、爆笑モノのAIポンコツ吹き替えセリフを実際に動画で聴いてツッコミを入れたい方は、YouTubeの検索窓に「中国ショートドラマ 日本語吹替」と打ち込んで検索してみてくださいね。面白い吹替動画に出会えますように。










タイトルとURLをコピーしました