株で痛い目にあった母がド素人の私に株を薦めてきた話

2025年9月頃だっただろうか
母とランチに出かけた時突然こんなことを言い出した。

「お母さん、スマホとかちゃんと使えたら久しぶりに株やりたいわ」

以前の記事
投資なんて怖いもの絶対するもんか…と思っていた話
でも書いたが
母は株で大損したのち退場した経験を持っている。

そんな母がまた株を始めたいとか何を血迷っているのか。


「スマホで電話するのも大変なお母さんが
スマホで取引は無理やろ」

あきれたように言う私に母が笑いながら答える

「知ってる(笑)」

ため息をつきながら更に母が話し続けた

「今日ニュース見てたら海洋関係の株が来そうやなって思って。
あ~あのまま株続けてたら買ってるのになぁ」

とてつもなく機械オンチの母があのまま株を続けていても
おそらくパソコンやらスマホやらで取引をしなくちゃいけなくなった時点で
詰んでただろうなと思ったけど飲み込んだ。

すると突然母が思いがけない言葉を発した。


「あんた、株やったらええねん」


突然何を言い出すのやら。
株なんかしませんよ。
あなたの失敗見てるし、自分に向いてるとはとても思えない。

そもそも、投資できるほどのお金がないわ。

「無理無理。お母さんみたいに勘が良い訳でもないし
私には向いてへんわ」

そう、母は勘がとても良い。
今はともかく若い時は勝負勘が強い人だった。
私にはそんな才覚も勘も度胸もない。

何をバカなことを言っているのかと
投げやりに返事した私に母は思いがけないことを言ってきた。

「あんたの方が向いてると思うで?」

は?
いやいや、そんなわけないだろう
と思っていると母が続けて言う

「あんたパソコン得意やし、色々調べるの好きやん。
そういう性格は向いてると思うで。
パソコンで色々調べて売り買いしたらイケるで。」

まーた適当なこと言ってるわと聞き流す。

「元手が無いし」


「お母さんも最初は数万円位から始めたで?」


え?そうなの?
最初からがっつりお金かけてたのかと思ってた。

「でもそんなに稼げるん?」

「いきなりは無理やで。
少しずつ増やして行ったらええねん。
あんたまだ若いねんから年数かけたら大丈夫やで」

若いって(笑)
まあ80台の母からすれば若いのか。

「最近のニュース見てて
これから海洋関係が来ると思うねん。
あー、パソコン使えたらなぁ。
あんた調べて買ったらええねん」

丸投げかよ

のど元過ぎれば熱さを忘れるのかしらね。
株ってそんなに面白いの?稼げるの?

「海洋関係…ねぇ…」

私の中で何かが動き出した瞬間だった。

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